ICD植え込みを決断

ICD(植込み型除細動器)を突然死予防(1次予防)で植えこんだ20代のブログ

遠隔モニタリング

ICD植え込みからまだ2週間ぐらいしか経っていませんが既に傷の痛みは無く植えこんだ違和感もほとんどないので植え込んでいるのを忘れてしまいそうです。

 

本日、写真にあるようにBIOTRONIK社のカーディオメッセンジャーというICDと通信する機械が届きました。(特に書いてませんでしたが、私が植えこんだICDはBIOTRONI社製のMRI対応のICDです。)

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この機械が私の体の中のICDと通信し日々の状態を先生に送信してくれるというものです。(ちなみに利用料等はかかりません。通信費とかはどうやって賄っているんでしょう・・・)

いやー。技術は進歩しましたね。

携帯電話を近づけてはいけないと言われていた時代から逆に機械と通信してしまおうという発想に変わってしまうのですから。

技術的な考察

一応、私本業は通信系のプログラマーをやっておりこの手の機械を手にするとワクワクします。

そして、私なりにヘルスケアというか人体との通信技術について調べてみました。

 

まず、この機械とサーバとの通信には通常の3G網が使用されているようです。

どのキャリア通信かは不明ですがきっとNTT系でしょうね!

 

人体との通信は結構シビアな領域です。

ちょっとした電波干渉とかも許容できないです。

そこで誕生した規格がIEEE802.15.6という規格でBAN(Body Area Network)というものです。この規格は2010年に制定された結構新しめな規格です。

その規格が誕生する前から人体通信は実現していましたが世界レベルで標準化したものがIEEE802.15.6です。

 

この通信は様々な周波数を用いる通信を規定していますが、今回はその中でもICDに特化した通信についてお話します。

 

402MHz〜405MHzという周波数帯を使用して通信します。

この帯域はMICS(Medical Implant Communication Service)帯と呼ばれ標準化前から各国で使用されていました。

 

より詳細なプロトコルの話までしたいですが、きっと読者層的には求められていないのでそのあたりの話はまた後日w

 

余談ですが昨日から体調を崩してしまい、寝込んでおりました。。。

インフルエンザは陰性でしたので布団の中でゴロゴロしております。