ICD植え込みを決断

ICD(植込み型除細動器)を突然死予防(1次予防)で植えこんだ20代のブログ

障害者になった日

2月初旬私は身体障害者になりました。

ICDを植えこんだ方は数年前までは一律1級。現在は1級か3級、4級のいずれかの身体障害者に該当します。

 

身体障害者についても触れられている記事やブログが少なかったのでこちらではより詳細にお話します。

ただし、ここで記載した内容は私個人の事例になります。必ずしも同じになるとは限らないので役所や病院の先生などにご相談ください。

身体障害者手帳の等級

役所に提出するための診断書・意見書が出来上がったため詳細を書かせていただきます。(まだ認定されていないため等級はあくまでも推定です)

 

ICDやペースメーカの植え込みによる身体障害者等級の決定は以下の指針に従います。

 (先天性疾患によって植え込みを行った方は一律1級になります)

1級

  • 植え込み直後の認定基準
    日本循環器学会の非薬物治療ガイドラインにおける適応レベルがクラスⅠの場合
    適応レベルがクラスⅡ以下で身体活動能力が2メッツ未満の場合
  • 再認定時基準
    身体活動能力が2メッツ未満の場合
    ICDが作動した場合(3級や4級に認定された場合でも作動した場合に再認定を受けることが出来る)

3級

  • 植え込み直後の認定基準
    適応レベルがクラスⅡ以下で身体活動能力が2メッツ以上4メッツ未満の場合
  • 再認定時基準
    身体活動能力が2メッツ以上4メッツ未満の場合

4級

  • 植え込み直後の認定基準
    適応レベルがクラスⅡ以下で身体活動能力が4メッツ以上の場合
  • 再認定時基準
    身体活動能力が4メッツ以上の場合

(こちらのブログは表が使えず見づらくなってしまいました・・・)

私の診断書には「適応レベルⅠ、身体活動能力6メッツ」と記載されていました。

意見書にも1級相当と記載されており、おそらく1級認定になると思います。

ただ、3年後の再認定時には4級に見直しされると思います。

 

正直、この3年後の見直し基準と直後の基準が異なる理由がよくわかりません。

制度変更時の答弁書等を読み漁りましたが何一つ納得の行く理由は見つけられませんでした。

興味のある方は以下からいきさつ等御覧ください。

(ちなみにこちらの議事録はICDのことをIDCと言ってみたりこんな人達に決められる制度って一体何なんだろう・・・と思ってしまいます)

 

そして、この見直しは制度見直し前に交付を受けている方々には適応されないということも1つ疑問でありますね。

そして、ペースメーカを植えこんだ方は生活が改善するかもしれませんがICDは予防するもので逆に負担にしかなりません。

それなのにペースメーカと同様の基準を用いる事自体が間違いだと思います。

 

ただこんなところで何を言ったところでなにも変わりません。

もちろん、今回の見直しは画期的なものだとも思います。ただ、閉じた空間でかつ短い期間で決めすぎだと思います。患者サイドに立った改善を図ってもらいたいものです。